さる7日の日曜日に市内で上映された浜松映画祭での演目は原田知世の「時をかける少女1983」

この映画は大林監督の代表的な尾道三部作の一つで原田知世のデビュ-作でした。


その日の上映前の数十分にわたる大林監督自身のト-クショ-がホントに面白かった。

当時16歳の知世ちゃんは角川映画の「伊賀忍法帖」で真田広之の相手役発掘目的のオ-ディションに応募したものの、
ラブシ-ンを演じるにはあまりに未成年すぎて渡辺典子に敗れてしまい残念ながら特別賞に終わったらしい。

ところが、ラッキ-なことに彼女に惚れこんでいた角川春樹のポケットマネ-で一度きりで引退させるつもりだったこの記念映画が何故か大ヒットし、
おまけに彼女自身のレコ-ドも50万枚を越え大ヒットしたのです。

撮影談話でも、たとえば彼女の瞳にちっさなキャッチライトを入れる為に
 夜中の12時頃に一時間以上もかけて照明のセッティングを繰り返したり
常に彼女の魅力的な表情を正面から撮れるようにカメラのレールにもかなり工夫したそうです。

さらに、今でこそデジタル処理で簡単に済ましてしまいそうな特撮のワンシ-ンを
監督自らがスチルカメラを片手に狭い坂の町尾道に繰り出して一枚一枚大切に撮り貯めたフィルム写真達が古くても斬新でした。

エンディングでスクリ-ン全面に広がる彼女の幼い笑顔がとても可愛ゆい名作なのでyoutube是非みてちょうだい♪

尾道三部作でよく出てくる海を見渡せる坂の町の中腹にあるお寺を見ていると
中学生の時に美術の授業で写生にでかけた学校近くの湖の見えるお寺にそっくりで懐かしく思う・・
思えば私の育った小学校、中学校、高校と全て浜名湖に面した気候風土の素晴らしい町だったのだ。

そして原田知世さんの笑顔をみていると二十歳の頃にスキだった女の子にそっくりで
一度だけ彼女の部屋に招かれた甘酸っぱい記憶が・・・・♪
by star913 | 2010-11-09 20:57
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